HSPという "名づけ"

ブログのタイトルをHSPにしてしまったので、先にHSPについて書いておかないと。

 HSP (Highly Sensitive Person)、つまり『めっちゃ繊細な人』という意味ですが、この言葉を初めて知ったのは、数年前、親しい人の家族がコレなのだと聞かされたとき。HSPってなんだろう、と思ってその定義を読んだとき、「わたしだ…」と思いましたよ😨

もともとわたしは、メンタルの病気といわれている症状に "名前" をつけて診断することについて、あまり快く思っていませんでした。そういう病気なのだとカテゴライズされることで、ますますその症状が酷くなる気がしていたし、カテゴライズされることで得られるベネフィットを悪用している人の姿ばかりが目についていたから。でも、HSPの存在を知って、その考えを少し改めることにしました。そういう病気なのだと知らされることで、本人がとてもとても楽になることがあるとわかったからです。というか、わたしが楽になったからです。(HSPは "病気" ではありませんが)

子どもの頃から自分が感じていた不快感、つらかったこと、我慢してきたことについて、あ〜、わたしがそういう傾向の人間だったからなんだ、ちゃんと理由があったんだ、と客観的に診断された感じ。状態に名前をつけてもらった感じ。

意味もわからずモヤモヤしていたことに名前をつけてもらうだけで、こんなに心が救われる気持ちになるなんて思ってもみませんでした。